相続・空き家問題を小説で学ぶ|親の家が空き家になりました
こんにちは、大樹不動産の三橋です。
今回は、葉山由季さん著『親の家が空き家になりました』という小説をご紹介します。
「実家の相続」「空き家の片付け」に不安を感じている方へ
- 「親の家の今後が気になるけれど、まだ兄弟姉妹と話し合えていない」
- 「相続や空き家の問題が他人事に思えて、つい後回しにしてしまっている」
- 「親の相続を見て大変そうだったけど、自分の番になると何をすればいいのか分からない」
一般的には、相続のイメージがわかない方のほうが、多いのではないでしょうか。
しかし、誰しも経験するだろう相続。社会問題として空き家が増えている今、やはり無関係とは言えない空き家問題です。
特に女性は生涯で親・夫と3回相続を経験する人も少なくありません。
「相続のことが、あまりわからない。空き家になったらどうしたらいいんだろう?」
そんな方にこそ、ぜひ読んでいただきたい本です。
小説だから分かりやすい!現実にも起こり得る空き家・相続の問題
この本は小説なので、難しい専門用語に悩むことはなく、スッと読み進められるのが魅力です。
主人公・瞳さんが母親を亡くし、実家の相続や片付けを進めるなかで、兄姉との関係がギクシャクしたり、空き家のリスクに向き合ったり…。
読みながら「自分にも起こるかもしれない」とリアルに感じられます。
相続登記の義務化など、最新の制度にも触れている
2024年から始まった相続登記の義務化や、遺言書に関する知識、空き家のトラブルや売却の流れなども、物語の中に自然に登場します。
専門書のような堅さは一切なく、「知識ゼロ」でも相続・空き家のポイントがやさしく理解できる構成になっています。
法律だけじゃない、心の準備にもなる一冊
現実の相続や不動産の問題では、法律や手続きだけでなく、家族の気持ちや思い出も大きく関係してきます。
この本では、「実家」「親との思い出」「兄弟姉妹の関係」など、感情の部分の葛藤もしっかり描かれています。
読後には、こういったことが起こるんだ。と、心の準備ができると思います。
現場で感じる「法律だけじゃない」リアル
この小説を読んで感じたのは、実際にご相談いただくお客様と状況がとても似ているということです。
例えば
「兄弟姉妹と実家のことをどうするか話し合えない」
「遠方に住んでいて片付けが進まない」
「家は空いているのに売るか貸すか決まらずそのまま」
など、小説の中の悩みはまさに現実でよく耳にするお声ばかり。
不動産の現場では、法律や制度の知識だけでは解決できない場面が本当にたくさんあります。
「相続登記をすればいい」「売却すればいい」という話だけでは進まないのが現実です。
実際には、
「思い出が詰まった家を手放すのがつらい」
「兄弟で意見が合わない」
「親が大切にしていた家だから、勝手に決められない」
「親ときょうだいが同居していたので、家を売却して分けることができない」
といった“感情の部分”が大きく関わってきます。
私たち大樹不動産も、たとえ売却をお考えの方の不動産でも、むやみに急ぎすぎない、気持ちの整理に寄り添いながら、お手続きのサポートを心がけています。
ときにはハッキリどうしたいか決まっていなくても、「話を聞いてもらいたい」とご来店くださる方もいます。
そんな時こそ、不安や迷いを安心して話せる場でありたいと思っています。
家や相続には、数字では測れない思いがあるからこそ、丁寧に向き合うことを大切にしています。
「事前に話し合うのは難しい」と思う方へ
私自身も「事前に相続の話なんて無理」と思っていました。
でも、いざ相続が発生すると、手続きに追われ、気持ちも追いつかずに疲れてしまうのが現実です。
終活という言葉も広まってきて、進んで相続のときの整理をされる方もいるでしょうし、
ご両親が元気なときにこそ、話し合いをしておいたほうがいい、というのが相続対策の定石ですが
「自分(親)が亡くなったときの話を今からするなんて」と気分を害してしまうケースもあるでしょう。
だからこそ、「相続の話をしよう」と構えすぎず、まずは本や記事を一緒に読んでみるだけでも一歩です。
誰かが急に体調を崩したり、亡くなったりした後では、冷静に話すのがとても難しくなってしまいます。
「いつか」ではなく「今ならまだ話せる」と思えた時こそがチャンスなのかもしれません。
まとめ|気になる方はぜひ読んでみてください
『親の家が空き家になりました』は、空き家や相続について漠然と不安を感じている方にぴったりの入門書的な小説です。
「ちょっと気になるな」と思った方は、ぜひ図書館や書店で手に取ってみてくださいね。
気になる方は、こちらからチェックしてみてください。
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